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ヒバリさん、ヒバリさん。
ぐーぐー…
『起きないと、ここで痴漢しますよ?』
俺様は慌てて目を覚ました。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
思い出した。俺様は属国となったシルバームーン王国を離れて、魔王のいる魔界に向かう為に魔鉄道666に乗り換えたのだ。
魔法学校への短期留学としてサタン魔法学校への留学をあの皇帝に命じられたばかりだ。おまけに監視役に24時間イキッぱなし変態女。<エリー>を愛人として自由に使えばいい。として皇帝の美人秘書(自称)をお供に。
本格的な鉄道旅だ。
『あれ、もう昼か。駅弁買ってないや。』
エリーが誰かを連れてきた。
『悪いね、僕を招待してくれて。』
黒色のローブにヘビのバッジ。
学生か?
『いえいえ、ご心配なく。いい男はいつでも歓迎しますよ。』
『君には指定席があるだろ。戻れ、リューガ。生徒会に報告するぞ』
『ロス、僕はこのレディに招待されたんだよ。かたいこと言うなよ。』
黒色のローブにライオンのバッジ。生徒会、と書かれたバッジもつけている。
権力をふりかざす奴は嫌いだ。
『失せろ、そばかす野郎。俺様は生徒会には従わない。』
『なんだと、君が何者か知らないが、後悔するぞ?』
そばかす野郎は去った。
俺様はリューガと自己紹介しあい、エリーの買った駅弁を食べた。
続け。
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