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第二話『力と知恵と勇気』
俺様はエリーと共にがらの悪い教師に魔鉄道から降りた時につかまり、目隠しされてそのまま、移動していた。
『よし、目隠しをとる。暴れるな。』
俺様は目を疑った。
某大作魔法使い映画のように、巨大な城がそびえ立っている。
『すげえ、マジすげえ。』
『いいか、ここで貴殿が<旅人>だと口外するな。エリー、お前の身分もだ。ここでは、働いてもらう。それとお前たちの持ってきた物は短期留学が終わり次第、返却する。我輩の名はゼブブ、ベルゼブブだ。貴殿が叡智を望む時、我輩が力になろう。』
がらの悪い教師はそう名乗り、ついてこい。と言った。
蒼色のスーツ。ダブルだ。ネクタイはしていない。ヒグマが刻印されたバッジをつけている。
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