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「ぎゃぁぁぁぁぁぁ――――」
外から悲鳴が聞こえて来た。
ストーブが置かれてある部屋で漫画を読んだり、将棋を指したりして休息を取っていた俺達は、悲鳴を聞き。
思い思いの武器、金属バッドや鉄パイプ、ボウガンや手製の槍や弓を手に取り、悲鳴が聞こえた所に急ぐ。
悲鳴が聞こえた金網のこちら側の手前には、噴き出す鮮血で周りの雪を真っ赤に染め上げて、仲間の1人が股間を押さえ、泣きじゃくりながら転げ回っていた。
そいつは駆けつけた俺達を見て、喚く。
「最悪だ――この世の終わりだ――。
俺の、俺の〇〇〇が――」
金網の向こうには、こいつの〇〇〇を頬張るゾンビがいた。
何処かで見たことがある、見覚えのある顔をしたゾンビ。
あ!?そうだ! 去年の冬、不倫騒動を起こしたハーフのタレントだ。
タレントのゾンビを見て欲情した、足下で転げ回っているこの馬鹿は、金網の隙間から自分の〇〇〇を突き出し、しゃぶらせようとして噛み千切られたのであろう。
ゾンビを見て事情が分かった俺達は、顔を見合わせ目配りすると、持っていた武器を振りかざし、痛みで悲鳴を上げ、助けを求めて転げ回る馬鹿の頭に叩きつけた。
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