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「たまには気が利くじゃないか。」
「えへへ~」
へらへらと笑うウェンディ。
生ぬるい太陽みたいだ。
何となく、そう思った。
そんなおかしな単語がどこから出てきたのかは分からなかったが、悪い気分はしなかったのでそれ以上は考えなかった。
「そういえばアル、何か夢見てたの?うなされてたよ。」
心配そうに見つめてくる。
「別に見てない。」
本当は何か見ていたが、思い出せないので言わない。
そしてウェンディの顔が何となくムカついたので、チョップを繰り出す。
少しだけ、優しく。
ウェンディはいつもより力が入ってないのに気づき、不思議そうに食事をとるアルビレオを見た。
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