一章 暗い夢と明るい現実

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「…生きて……。」 …………… まただ… 「誰にも見つからない様に…幸せに…」 炎に包まれた視界の中で、見知らぬ女性が俺に告げる 「私が居なくても…強く、たくましく…… ……さよなら…。」 女性の背中が遠のいていく… 「いやだ!!僕も一緒に行く!!」 幼い俺が泣きながら追いかける… 「…愛してる…。愛してるわ…いつまでも…。」 子供の足では追いつけなかったらしい… 「待って!!待ってよ!!…」 …………… どうして… …………… 「いやだぁ……うぅ…」 どうしてそんなに泣いてるの?? 「うぅぅっ…うぅ……」 幼い自分が、泣きながらうずくまるのを…俺は横で見ていることしかできない。 ……………………………… 胸が苦しい…今の俺にはわからない何かが胸を締め付けるような…いや、違う…胸を叩かれるような……… …バン!!…バン!! 「……ろっ…」 …そう…こんな感じに何かで叩かれるような… …バン!!…バン!!!! 「……きろっ!!…」 あれ??ん??痛い?? 「起きろぉぉぉぉぉ!!」 バン!!!!バン!!!!バスン!!!! 強烈なのが来た 「うわぁぁぁぁぁ!!」 さっきまでとは違う風景が視界に広がる
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