謎の男子高生との出会い

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「何なんだよ。お前は」 「昔、君に飼われていた猫です」 信は「にゃん」と右手でグーをつくると頬にくっ付けて小首を傾げる。 顔が整ってるだけあって可愛く無いとも言い切れないところが余計腹立たしかった。 「そんな気持ちの悪い猫は飼ったことないです」 出来るだけ関わらないよう早急に切り上げたかった。 「忘れちゃった?酷いなぁ」 信が笑う。よく話すがやはり顔色は優れない。
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