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葬式の日の夜、病院のベッドの中で私は確信した。
やはり、あの頭の上に見えていた数値の右側、あれは「人が死ぬまでの日数」だ。
事実、病院内では高齢の人ほど数値が小さくなっていた。
では、左側の数値は何なのか。
右側が死ぬまでの日数であるならば、左側は「生まれてからの日数」だろう。
そんなもの、単純に計算すれば出せるものだろうとは思うが。
両親の右側の数値は、火事の前日「1」になっていた。
つまり、両親の死ぬまでの日数はあと「1日」だったということだ。
しかし、それは不変的なものではない。
両親の数値は火事の前々日までは15000を超えていた。
それが急に1にまで落ちたのだ。
きっと様々な偶然の巡り合わせで数値が変動することもあるのだろう。
ん?
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