4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
第1章 オバタリアーン現る。
「最悪だ…この世の終わりだ。」
と、叫んだのは、人ではなく神だった。
神は、奇跡を起こさず、悪魔を生み出してしまった様だ。
「くそー!?何故こんな事に……
ミカエル!ミカエルはおらぬか!!」
苦虫を噛んだ様に、震える神は、自らの右手ミカエルを刺客に差し出すことに。
「はっ。」
「ミカエルよ!あのおばちゃんから、宝玉を取り返してこーい!」
「御意に……」
ミカエルが出動する事は、余程の事態。
神は焦っていた。
〝あんなおばちゃんに天の宝、マジックジュエルが渡ってしまうとは………。〟
悔しさのあまり、何度もテーブルを叩き、涙と涎を撒き散らす。
〝頼むぞ!ミカエル。
お前だけが頼りだ!!!〟
何故こうなったのか、それは3日前に遡る。
最初のコメントを投稿しよう!