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松田さんが言うように、焦らないで、今、僕に出来る事を頑張ってしようと思う。
「先生~。何しているんですか。行きますよ。斉藤くん、先生を捕まえて。」
「えっ、斉藤くん、まさか俺を捕まえて永瀬君に渡す気じゃないよね?」
「えーっ…と。」
「こらっ。また斉藤くんを困らせてるな。」
いつも編集長がナイスタイミングで助けてくれる。僕に居心地のいい場所を与えてくれるこの人達の優しさに本当に感謝しているんだ。
「斉藤くん、君も遠慮しないで、摘まんでポイとか思うようにやんなさい。」
「編集長~!何、教えてるんですか!ポイって何ですか。斉藤くん、編集長色に染まるとろくなことないからね!」
「ぷっ!ハハハ。」
思わず笑ってしまった僕を見て松田さんも永瀬さんも編集長も笑いだす。
「はい、はい。今日も頑張って、仕事して。」
編集長の一言で一瞬にして仕事モードになる編集部は凄い。
僕も松田さんと永瀬さんと会議室に行った。
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