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笑顔で説明を続ける永瀬さん。最強です。
「僕が調べたところ、この怪しいネットカフェは池袋にあります。」
「えーっ!永瀬君、どうやって調べたの、すごいね。」
「相変わらず、永瀬は仕事が早いねえ。それで、そのネットカフェに行ったのか?」
「いえ、まだです。場所は突き止めましたが、実際には、まだ確認してません。そこで、です!」
僕と松田さんを見てニンっと笑った。ひぇ~。
「ネットカフェ特集という事にして、そのネットカフェを取材しようと思います。
なので、先生!斉藤くん!
取材に行きますよ!3人で。」
「却下!却下だよ!永瀬君!」
「またぁ~、先生、駄々をこねてもダメですよ。」
「俺は嫌だからね!」
「ぼ、僕も嫌ですよ…。」
「えーっ!駄々っ子がふたりですか?」
永瀬さんは腕を組んで、はぁ~と、ため息をついた。だけど…何か、勝てる気がしないのは何故だろう…。
「斉藤くん!そうだよね。嫌だよね。ほら、永瀬君、斉藤くんも嫌だって。そのネットカフェ怪しい臭いがプンプンするよ。」
僕も隣で松田さんの言う事に、うんうんと頷く。
「まあ、ちょっと面白そうだな。取り敢えず、行ってみるか。永瀬がいれば大丈夫だろう。って事で取材決定!頑張って!」
「お、鬼~!編集長の鬼!」
「先生。斉藤くん。結局、行くんですから。本当にもう、ふたりの駄々っ子って…くっくっく…面白すぎるでしょ。」
まさに鶴の一声。編集長の一言で取材が決定してしまった…永瀬さんがいれば大丈夫なんだ…やっぱりただ者ではない、恐るべし永瀬さん…。
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