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俺が救急車を呼び、永瀬君が編集長に連絡した。
心配したが医師から斉藤くんは命に別状はなく大丈夫だと言われ安心した。
「何があった?」
編集長に聞かれ、病院の廊下の隅に移動した。
「それが、ネットカフェに行ったんですが建物がありませんでした。そうしたら急に斉藤くんが頭を抱えて苦しみだして…慌てて救急車を呼び編集長に連絡したんです。」
「そうか…。斉藤くんは、どうしたのかな…。記憶喪失と関係あるのか…?」
「編集長。斉藤くんが意識を失う直前に、僕、ここ知っているかもしれないって言ったんですよ…。これって偶然でしょうか。」
「永瀬君、何、言ってるんだよ…。斉藤くんとネットカフェ…まさか失踪者と関係あるのか?」
「取り敢えず、斉藤くんは大丈夫なんだな。」
「はい。何かショックを受けたのではないかと。目覚めるまで、ゆっくり休ませましょう。」
「…で、永瀬。どうするんだ?危なそうか?」
「ちょっと!編集長!永瀬君!危なそうかって何!」
編集長が、ヤバいって顔をした。今、確かにした!
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