第1章

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自ら消えたのか…それとも事件か!? ここ数日、若者が消えている。 既に21人。 ある日突然いなくなった…。ところが、調べて見ると21人中16人が同じ日にいなくなっている。 こんな偶然あるわけがない…。住んでる場所もバラバラ。奇妙な事に居なくなる数日前に全員が立ち寄った場所があった。それはネットカフェ。 このネットカフェ…今どきのネットカフェと少し違う。路地裏にある怪しげなネットカフェ。 「今回の特集は、失踪者にスポットを当てましょう、編集長。」 「おいおい、永瀬。お前、また妙なネタ拾って来たんじゃねぇだろうなぁ。大丈夫か?」 「何、言っているんですか!大丈夫ですよ。先生は僕が守りますし!同じ日に16人ですよ。どうですか?興味をそそるでしょ?」 「却下。却下だ。永瀬君。」 「先生~。大丈夫ですって。ねぇ、編集長?」 「確かに何か臭うな。スクープ取れるかも知れないなぁ~。」 「編集長!却下でしょ。俺はヤバそうな気がしますよ。ぷんぷん臭います!」 「ぶははは。松田、お前は極度の怖がりだからな。永瀬、どう攻めるつもりだ?」 「編集長!抜かりはありません。プランは出来てます!はい、どうぞ。見てください。」 永瀬君は得意げに編集長へファイルを渡す。 あ~。嫌だな…。絶対、怖いのくるでしょ…。
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