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何かが変だ。何かが足りない。いつもと変わらない風景にとても小さな、とても些細な何かが足りない。今私の目はタンスの中を写してる。だとすれば衣類が足りないのか。
「あ…」
今日はこうと思ってたしましまパンツが無いんだ!あーすっきりした!すっきりしたけどモヤモヤ再来。何故無い。
「おはようございます小春様!」
…まさかねー。ないない。いくらなんでもそれはない。だってタンスは寝室にあるもん。寝ている間寝室は鍵をかけていたし。だとすればしましまパンツは何処へ。
寝る前に確かにタンスにあったんだけどなぁ。やっぱり…いや、もしそんなことしてたらヘリコプターで3000mの高さから噴火口に向かって頭から落とすわ。それからクーリングオフする。溶けましたーって。
まぁいいや、着替えよう。まだ起きたばっかりだから鍵かけっぱなしだし。そうしたら春に覗かれる心配も…
「……」
あ、れ、れ。
「春」
「はい!」
「どうやって寝室に入ったの?」
「窓からです!」
「寝室に窓はないわ」
「床からです!」
よし、ヘリコプター準備しなきゃあ!!
「その前にエルボォ!!」
「ぐはぁ!朝から凄いです!さすがです!」
出て来いやチノメア社長にチョコ売りぃ!!こんなん寄越した輩も一緒にメッタメタにしてやんよ!!
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