第二章

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「決めた、アンタのことクーリングオフするから」 「そんなぁ!私のどこに欠点が!!」 「欠点の塊なところが欠点よ!!」 「小春!そんなに騒いでどうしたんだ?」 あ。兄さん。 ヤバい。春見られた。 なんて説明したら…下着泥棒? 「…もしかしてその子」 兄さんが、何か目を丸くしてる。なに?知り合い? 「兄さん?」 「その子、チョコのオマケなのか!?」 なんで。なんで知ってるの兄さん。 頭に浮かんだ疑問を問おうとした瞬間、可愛らしい声が玄関の外から聞こえた。 「ご主人様?」 それはメイド服を着た少女。髪が短く外見は男の子に近いけどその子は間違いなく女だ。 胸があり得ん。デカい。デカすぎる。メイド服からこぼれ落ちそうだ。なんてこった。幼女はつるぺたが基本だろう!つるぺたって言うなぁ! 「お!お前は春!」 「もしかしてピン子ですか?」 春の知り合い?じゃあもしかしてこの幼女メイド、チョコのオマケ?やばい、今日の私冴えてる。 「兄さん、その子…」 「あぁ、チョコのオマケだ。一年くらい前に買った。『タイプ:ツンデレ』のピン子だ」 ツンデレか、色んな種類があるんだな。というか女の子もいるんだ。
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