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「小春様、私は小春様の幸せを願っています。ですから私を雇わない方が幸せならば、どうぞ、返品なさってください。お気になさらず」
根は良い奴なんだろうな。見た目も良いし。変態ってとこに目を瞑ってやればまぁ我慢できる。
「わかった、まぁ前向きに検討してあげるわ」
とりあえずパンツ禁止令と覗き禁止令と、部屋の鍵を二重ロック。これが条件ね。
「ありがとうございます小春様!そしてえっと、か、かー……カラス様!!」
「よく言われるが、俺は、か、す、い、だ!」
「良いじゃん、ご主人様見た目カラスっぽいし。カラス様で」
カラス兄さん…あ、なんかしっくりくる。
「…まぁ紳士として許してやるか。カラス、好きだし」
許しちゃった。
「とりあえず春、朝ご飯」
「はい!かしこまりました!」
あーもー。なんか色々面倒くさいことに。ま、いいか。
「あと春、出掛けるわよ」
「デート!?」
「黙れ」
チョコ売りのとこにいって詳しく話させてやる。チノメアの陰謀を、ちょっと拳を使って吐かせてやるんだから。
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