アメリカン・スナイパー

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加藤周一は、 「人間は悪魔ではないから死刑には反対だ。戦争は人間を悪魔にするから反対だ」 と言った。 9.11 ツインタワーにジェット機が飛び込んだあの日。 それ以降、アメリカの報復という名の戦争が始まった。 テレビで9.11を見ていたひとりのカウボーイがシールズになり、戦地へと赴き、狙撃手として「伝説」と呼ばれる英雄になっていく…。 母子が対戦車砲を投げようとする。 子どもが身の丈よりも大きな銃を持とうとする。 そのときも狙撃手は、狙いを定め、引き金に手をかけている。 敵に雇われた傭兵は凄腕のスナイパーで、彼と匹敵する強敵だ。 敵方にも身内狩りがいて、凶悪な仕業をおかしている。 死や負傷から逃れられず、 休暇になっても心は戦場に残したまま。 その蓄積。 そして、
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