第1章
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はぁ、と溜め息をついても、決定事項で直木はもう支度を始めている。 「……分かったから、端的に言ってくれない?」 「今から図書館に行くわ」 振り返った顔はニヤっと笑っていた。 「了解……、です」 仕方無い。こうなったら、従うしかないな。 学校出て、図書館は徒歩十数分の道程だ。それほど遠くは無いが利用はしない。 .
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