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「勿論。やっさんはここにいて? 私が声を掛けてくるから」
直木はお年寄り集団の所へ向かう。身振り手振りで何かを話している。
本当にこれから何が起こるのか全く予想出来ない。とてつもなく面倒なことになることは必至だ。
「おい、坊主。これ持っとけ!」
近付いて来たやっさんが何かを差し出してくる。
「って、僕は坊主じゃありません」
「俺にとっちゃ、坊主だ。それより、年寄りの言うことを聞いとくべきだぞ」
結局、押し付けられるように受け取ったはいいが……
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