第1章
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「これは何ですか?」 「お? それはな、俺が若い時に流行ってた週刊ステップ。まぁ、漫画だ」 いや、自慢気に言われても。大きさが30センチ、厚さが5センチ近いものを渡されても、邪魔にしかならない。 「ほら、詞ちゃんの所に行ってこい!」 そして問答無用に背中を強く押し出される。 「いった! い、です……」 がはは、と笑う爺さんは力の加減っていうのが分からないのか……? .
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