第1章
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「あら、流石の小久保君も慌てるのね?」 拳銃見て冷静なのは普通じゃないと思うけど。 「大丈夫、あれを撃ってくることはないわ。それより、時間潰しにこれ読む?」 ポケットから出したのは、いつも直木が読んでいるような古書だ。 「“人生終了”……このタイミングでなんてもの渡してくるんだよ」 笑顔だし業とだろうな。おかげでいくらか冷静になれた。 でも、邪魔だしポケットに入れとくか。 .
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