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「あぁ!どこ行ってたの優斗!結構探したんだけど
!置いて帰ろうと思ってたところよ!」
教室を開けると背の違う二つの影がこちらの方に向かっていた。
一つは
「とか言ってどうして俺の鞄を持って俺の席に座ってるんですね?」
「な!?これはアレよ!その忘れもの…とかしてないかな…とか…幼馴染的なアレよ!文句ある!?」
「いや的なアレとか言われても…」
こう言って少しツンデレ要素を含んだ夏目真衣(まい)だ。
言った通り世間一般では幼馴染といわれる立ち位置にいる
肩までかかる少し茶色がかった髪にお目目パッチリ
スラッとしていて女子の中では目立つくらいに背はでかい。これがモデル体型なんだといやでも認識させられる
胸は女子の中では目立たない部類だが…
親同士仲良しなものだから小さい頃はそりゃあよく遊んだ 旅行にだって行った
同じ高校を受験したと知った時はいつまでこの腐れ縁は続くんだ…とちょっとよく分からない後ろめたい気持ちもあったりした
そしてもう一人は
「待ちくたびれたよぉ~
またアレか?知らない女子に告白されたのか?やーモテル男は違いますねぇ 真衣ちゃんなんかお前の席でソワソワして……いや何でもないですごめんなさ真衣ちゃゃぁぁん脇腹はあかぁぁん!」
真衣に脇腹を蹴られまくってる制服を着崩した男は大杉健(たける)入学してから出来た友達…………
だと思う
「何でそんなに間があるのかなぁ?」
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