部屋とワイシャツと私とお前と

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「あの…大宮くんちょっと…」 見たこともない女子生徒が優斗を手招きしている 奥には真新しい制服に身を包まれたガッチガチの女子生徒。恐らく1年だろう 購買のメロンパンを食べてた優斗はまたか…みたいな顔で手招きされた方へ向かっていく これはまた告白だな今時の一年はやる事が早いなぁ なんて考えてると 「ね ねぇ健…優斗のアレって告白だよね…」 向かいに座ってる真衣ちゃんが自分で作ったであろう可愛らしい弁当を持ちながら恐る恐る聞いてくる 一々可愛らしいなこの子はww バイオレンスを除けば 「だろうなぁーはぁ なんであいつばっかモテるわけよ?俺だって顔面偏差値はそこそこだと思う訳ですよ」 「まーだろうねぇ。でも相手は優斗よ?幼馴染目線からいっても優斗はイケメンだと思うし何かと優しい細かい所気遣ってくれるし」 「それに運動神経良いし勉強も出来てクラスの委員長だしよく見たらまつ毛綺麗で長いし髪もサラサラしてて良い匂いだしはぁぁetc…」 まーた始まったよこの子ったら…そこまで聞いてないっていうw これでもまだ好きってバレてないって思う辺り夢中なんだろうなぁ分かってないの当の本人の大宮くらいだろってwwww あ、申し遅れましたわたくし大杉健と申します以後お見知りおきを。よろちくび。
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