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「監督、名前が変わるなら声を録り直しさせてください」
私の中の人。つまり声を担当する声優さんが言いだしました。
「いやいや、１話の内容自体は変わらない。録り直さなくていい」
「名前が変わるんですよね？」
「ああ。変わると言っても同じ顔と性格だぞ？演技はこのままでいい」
「良くないです！発声には名前による印象だってあるんですよ！私の演技はどのキャラでも同じように聞こえるような薄いものじゃないんです！」
「………うぬぅ…」
めんどくさい女だ。
いま間違いなく監督はそう思っているはずです。表情でわかります。
「監督ぅ、大変っす～」
「どうした、作者と連絡がついたのか！？」
「ついたっすけど、『愛着ある名前だからそんなことは許さん』ってお怒りっすよ～。
任せてられんって、いまからここに来るそうっす」
「なんだって！うぬぅ…一体どうしたら…！」
監督＆青空 海(アニメ版)大ピンチです！！
「どういうことかね！監督くん！」
「満我稼さん…！」
現場に作者登場です！！
早い！早いぞ！登場が早すぎるぞ！
仕事は大丈夫なんですか！？作者さん！！
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