555人が本棚に入れています
本棚に追加
お前、その変化は何なんだ。
未だついていかない頭で必死に整理する。
攻「オウケイ、ちょっと待とうか。…えー、つまり?転校生…奈弥は変装してたって事すか」
奈「…あ、やべ、変装解いちゃった。」
今更気付いたのか頭に手を置いた転校生…もとい奈弥。
何それ萌える。
萌え禿げる。
天然おバカなんですね。
分かります。
叔父さんに怒られる…。とか何とか呟いている奈弥を微笑ましく見る。
うるさい子だなと思ってたけど、何だ、意外と普通の子なんじゃないか。
奈「っよし!」
攻「へいっ!」
奈「…?」
攻「…ごめん。何でもない、続けて」
悪ノリしてみたら純粋な目で心配そうに見られた。
僕の目は大ダメージを受けた。鬱だ死のう。
奈「うん?…俺、変装なんかしないぞ。攻受に託す!」
心底不思議そうに俺を見た奈弥は、何かを決意したかのような表情で鬘と瓶底眼鏡を差し出してきた。
結局そうなのか。
まあ、折角の好意だし…このくらい変人にならないと会長も欺けないし…
うん、貰おう。
攻「ありがとう心の友よ。一生大事に付けさせてもらいまする」
奈「おう!でも、それださいぞ?」
…。
最初のコメントを投稿しよう!