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冬「…まあ、冗談として。とりあえず、教室入れ問題児。」
攻「冗談!?酷い!私の事からかってたのねッ、サイッテー!」
冬「そんなに抱いて欲しかったのか?何なら今から俺の部屋に」
攻「あ、教室入ります。遅れてスンマセンっした。」
危ない危ない。
此処の奴、冗談通じなさ過ぎ、ワロエナイ
担任の手から瓶底眼鏡を取り返して装備すると、担任を放置して先に教室に入る。
すると、廊下側の一番後ろの席にいる終と窓側の一番後ろの席にいる尋君がほぼ同時に吹き出した。
勿論、俺の格好のせいだろう。
終「ぶふぉおおッッ…!!wwwwwwちょwwwこうちゃんどしたの…ふっ…それ!wwww」
おい、イケメンが台無しなんですけど
そんな笑わなくたっていいじゃないッ
周りを見ると、他のクラスメイトはぽかんとしていた。
攻「べ、別にイメチェンしたかったわけじゃないんだからね!友達に貰ったから、付けてるだけなんだから!」
終「はいはい、ツンデレ乙ー。」
くっそ、渾身のボケがするりと交わされた。
しかも、あの終に。腐男子に。
俺だけ無駄に変人化していってる気がするのは、気のせいなのか否か。
そして尋君、笑い過ぎ。
ぷるぷる震えてんじゃねーわよ。オタルックでいきなり出てきたからって、そんな笑う事でも…
笑う事でも……。
わら……笑うか!!
よくよく考えたら、終か尋君がオタルックになってたら俺でも笑うわ。
?「あの、…た、隊長何ですか?」
未だ席にもつかず教卓の隣に突っ立っていると、同じクラスであろう可愛い顔をした会長の親衛隊の子が話し掛けて来た。
攻「こ、子犬…!」
?「へっ?…え、えと、あの」
攻「あ、ああ、うん。いや、子犬丸芹(コイヌマル セリ)君だったよね?」
つい、小動物的可愛さの子犬丸君に口が滑ってしまった。
というか、名前が既に物語ってるってどういう事なの。
似合いすぎかッ
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