非日常の始まり、

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?「…終君やい。」 ?「なんだい、こうちゃん?」 静かな校門前の草むら。 そこに身を潜めるのは今年2年になる俺 喜怒攻受(キド コウジュ)と、親友の宮原終(ミヤハラ シュウ)。 攻「…僕等は何故ここにいるんですかね。」 終「そりゃ、転校生と副会長の絡みを見るために決まってるじゃないかッ」 …これだから腐男子は。 今朝、下駄箱で靴を履き替えようとしていたらこの腐男子に捕まってしまった。 いや、まあ付き合うくらいなら別に良いんだけどね?でもさ、遅刻になるなんて聞いてない。 人巻き込んで遅刻にさせるとか、もうマジ尊敬する。 隣でウハウハと興奮を抑えきれていない終を一瞥して校門に視線を戻す。 すると、顔の整った美形が現れた。 あれは確か副会長、だった気がする。 攻「終君やい。」 終「なんだい、こうちゃん?」 2度目の台詞。 鼻息荒く返ってきた言葉を耳に入れながら校門の上を見上げる。 攻「あれ、どういう事?」 何故か校門の上を飛んでいるうちの制服を着たオタルックな何かを指差す。 見間違いじゃなければ飛び越えようとしてるんだよね、頭大丈夫なのあの子。 自殺とかじゃないよね?いや、自殺だったらもっと確実に即死できる場所を選ぶはず。 終「フッ…王道への道、一歩目だ??」 な、んだって…! 心底どうでもいい。 というか、何でそんなに鼻血出してんのワトソン君。 攻「んで、王道で言えば、この後何が起こるんだい。終。」 ティッシュを手渡しながら副会長と転校生を眺める。 てか、転校生が副会長押し倒してるのは何。いつの間にそんなことになってたの。 終「サンキュー。それは勿論……ってふおおお????予想外だよ??か、カメラ!!!!」 攻「あ、はい。」 受け取ったティッシュで鼻を押さえる終は副会長と転校生の体勢を見るなりガッと目を見開いた。 そりゃあもう、こんなに目が開く人、いるんだ。ってくらい
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