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冬「あー、そろそろHR始めて良いか。」
拗ねたフリをしながら席に着いていると、前に立った担任がそう問い掛けてきた。
攻「あ…何か、すんません。」
冬「悪いと思うなら抱かせろ。」
攻「担任!それとこれとは話が別です!という事で、はい!HRどうぞ!」
気を抜くとすぐこれだ。
油断ならない敵だぜ、担任。
担任の舌打ちを聞かなかった事にして机に頬杖を突く。
あれ、そういえば終は…、うわあ
終の席を見ると、放置されたからかいじけて面倒臭そうな雰囲気を纏っている腐男子がいた。
まあ、うん。関わらないに限る。
冬「…で、今年から転校して来た生徒がいる。入って来い、舞垂。」
ん?舞垂って…奈弥の事か!
まさかのクラス同じっていうね。運命感じちゃううう。
扉を開けて入って来た奈弥。
あれ?というか、さっき職員室までの道を教えたばっかなのに、
何 故 こ こ に い る ?
俺がさっき見た奈弥は幻だったとでもいうのかッ…!
奈「あ!攻受!さっきはありがとなっ」
本物だった…だと!?
あれは現実だったと理解した所で、奈弥に絡まれた俺に期待の眼差しを向けて来たのは立ち直りの早い腐った男子。
早々にカメラ構えやがった。
てか、どこから出てきたそのカメラ。
冬「…攻受、お前なんd『『うおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!』』っるっせぇぞ!」
何かを喋ろうとした担任は、突如叫び出したガチムチ君達によって遮られていた。
ザマァミロ。
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