二十六章 決着

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護衛二人がゴルドーの野郎に助太刀して──そーしてジュードは、あっさりとその場で捕えられた。 な、何だ? 何がどーなってやがるんだ?? 思わず涼やかな表情のレイジス、そしてミーシャの方にまで視線を送るが、レイジスはともかくミーシャは口元に両手を当て驚いた様にジュード達の方を見ている。 この事態がどーゆー成り行きで起こってんのかは分かっちゃいねぇみてぇだ。 ちゃんと理解してんのはレイジスと、当事者のゴルドーとジュードだけ、だろう。 「あ〜、ったく」なんてぶつくさ声を発しながら、ゴルドーが立ち上がってパンパンと手を払う。 そーしてさも当然にレイジスへ向かって声をかけた。 「王子サマよ、この借りは高くつくぜ」 言われたレイジスの方は「ああ」とやっぱり余裕の表情だ。 流石の流石に、これ以上抵抗してても無駄だと分かってるんだろう、ジュードは項垂れ歯を噛み締めている。 そいつはいいが。 この今の状況──まさか……。 「ジュード、お前……。 セルジオを、葬り去ろうとした……のか……?」 そうとしか考えられねぇだろ。 ジュードは、項垂れたまま何も言わねぇ。
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