序章 1 ミーシャ

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「ジュー…」 ジュード、という叫びは、彼自身の耳に届いたかどうか。 ズドドドド、と素早く音を立て、扉が下へ落ちて閉まる。 残ったのは先程までが嘘だったかのような静寂と、暗闇。 ミーシャは…ただただ剣を懐に抱え込んで、その場に立ち尽くしたのだった──。
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