この世の終わりのようなカンケイ(仮)

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  数分後、買い物から帰ってきた妹に新しい姉が出来たことを伝えると、それはもう狂ってしまったんじゃないかと疑うくらいに喜んでいた。   まあ、かくいうオレの同じ心情だったけれど。   だって、将来の楽しみが二倍に増えたんだから。 かくしてオレと彼女達との、この世の終わりのようなカンケイ(仮)はどうしようもなく続いていく。 彼女達に新しい“お兄ちゃん”が出来るその日まで。
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