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「何がごめんなの?これは『汚れ』なんかじゃ無いから。――俺が初めてなんて、凄く嬉しいから」
彼は優しくそう言って、私の頬を撫でながら再び私をベッドに寝かせる。
「……おまえ、マジでヤバイ」
触れるだけの短いキスを何度も重ねた後、彼が少し困ったように目尻を下げる。
「へ?……」―――ヤバイ?
「想像していた以上に、めちゃくちゃ可愛い」
「可愛いって……あっ……ん…ふっ…」
私の声を吸い取るように、熱い唇がぴったりと口を塞いできつく舌を吸う。
酔う様に絡め合う唾液。目覚めた官能が再び疼き、彼の背中に回した手のひらで締まった肉体を撫でる。
「……早く麗香の中に入りたい。いいか?」
彼は指を茂みに忍ばせて、蜜の口をゆったりと撫でながら耳もとで囁く。
「私も、欲しい……」
甘い吐息を漏らし、目を潤ませてコクンと頷いた。
手と手を重ね合わせ、深い口づけを交わし、彼は馴染ませながらゆっくりと腰を沈めてく。
「あ……はあぁ…っ…悠希……」
「……ああ、凄いな。吸い込まれていく。……柔らかくて温かい」
彼を奥まで受け入れたそこは甘い蜜に満たされていて、彼の腰がそれをゆっくりと味わう様に掻き混ぜながら絡めとる。
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