第1章

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いつも疑問思っていたことがある。 それは普通の顔をしているのに、何故か美少女にモテているのだ。 男の立場からすれば疑問しかないので、隣の席の竹田に話を聞いても「よくわからない」との回答を頂いた。 女子に聞いてもこの結果だったので、これは新聞部としての記事にしてみることにした。 決して個人的に気になってなどいない。あくまでも記事になりそうだから、取材するだけである。 早速アポを取ろうと話しかけて見ると、周りの美少女達が邪魔をしてきたが、苦労の末に次の日の放課後に取材することとなった。 そのことを誇らしげに部員達と竹田に話すと、凄く興味を持ったらしく同席を願い出てきた。 とりあえずジャンケンさせてみると、部員ではない竹田が勝ってしまい不満であったが「女子の視点からも大事でしょ?」ともっともらしいことを言われて渋々ではあるが了承することとなった。 「部長!男女差別では!?」 「お前男だろ」 負けた事を愚痴る部員達を宥めたところで、本日の活動は終わりとなった。
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