第1章

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迎えた次の日。 せっかくの昼休みに部員が抗議したことを除けば、何事もない平凡な一日だった。 だが予定の放課後になり問題が発生した。 その取材のことを知らない美少女の一人が抗議してきたのだ。 何でも前に何処かに食べに行くという約束をしていたらしく、それをよりによって今日に持ってきたのだ。 「暴論である!その約束と今回の約束。詳しい日時はこちらが先に決めていた。よって君の言い分はおかしい!」 「知らないわ!私が今日にしたのは、その方が都合いいからよ!」 口論になったところで、竹田と彼が仲裁に入り少し落ち着いた。 結局、妥協案として十分という時間制限も設けられ、その美少女の参加も決定することとなった。 「では、取材を始めます」 静かに録音機のスイッチを入れた。
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