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「どうだ~、撒いた~撒いてやった~~」
樹にもたれ息を切らしながらそう言った時
「❗❗❗」
バシッ❗
たまたまその場に座り込んだのが幸いし、新手の攻撃は丁度顔のあった高さの樹に当たった。
「❗」
直ぐにそこから近い段差に身を隠し、そ~っと撃たれた方向をみた。
(・・・げっ❗)
月明かりだけでよく見えなかったが、そのシルエットだけで柳二は焦った。
(あいつにだけは逢いたくなかった)
逃げる方向を間違えたと悔んでも後の祭、柳二は弾数を確認して覚悟を決めた。
「こうなりゃ一か八かや❗」
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