53人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
「❗❗❗」
柳二がいきなり飛び出して撃った為、向こうは若干怯んだ。が、弾は逸れ、相手は当然反撃してきた。
弾は直ぐ横をヒュッと抜け、柳二は驚いてバランスを崩す。
しかし倒れたところが樹の陰だった為助かった。
すぐ立ち上がり腰に付けてたハンドガンに持ち換え、ありったけの弾を相手に放った。
相手も樹の陰に素早く隠れ、柳二のハンドガンは無駄撃ちになった。
「❗」
ハンドガンのスライドが後ろになったまま戻らない。弾切れの合図だ。
そのタイミングに合わせるように相手が飛び出して発砲。
柳二は樹を盾に弾を避け、同時にマガジンを交換、スライドを戻す。
「これで決める❗」
勢いよく飛び出し、ハンドガンを構える・・・が、正面には気配もなければ人影もない・・・・
「[?]、まさか❗」
素早く振り向く、が気付いても時遅し、今の今までやりあったやつが背後にまわっていたのだ。
「・・・・くっそ❗」
タン❗
銃の音が静かに響いた・・・・
最初のコメントを投稿しよう!