日常の崩壊

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「❗❗❗」  柳二がいきなり飛び出して撃った為、向こうは若干怯んだ。が、弾は逸れ、相手は当然反撃してきた。  弾は直ぐ横をヒュッと抜け、柳二は驚いてバランスを崩す。  しかし倒れたところが樹の陰だった為助かった。  すぐ立ち上がり腰に付けてたハンドガンに持ち換え、ありったけの弾を相手に放った。  相手も樹の陰に素早く隠れ、柳二のハンドガンは無駄撃ちになった。 「❗」  ハンドガンのスライドが後ろになったまま戻らない。弾切れの合図だ。  そのタイミングに合わせるように相手が飛び出して発砲。  柳二は樹を盾に弾を避け、同時にマガジンを交換、スライドを戻す。 「これで決める❗」  勢いよく飛び出し、ハンドガンを構える・・・が、正面には気配もなければ人影もない・・・・ 「[?]、まさか❗」  素早く振り向く、が気付いても時遅し、今の今までやりあったやつが背後にまわっていたのだ。 「・・・・くっそ❗」 タン❗  銃の音が静かに響いた・・・・
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