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AM4:00
「お前あんな近くで撃つなや~~😒」「あの弾数マジ反則😖」「あんなとこでボンヤリしとったらそらやられるわ😔」
様々な迷彩服を着た人達が一ヶ所に集まってワイワイ楽しそうに話しをしてるなか、木下柳二はゲッソリしながら首筋を擦ってた。
「おぅなんや、木下[?]疲れた顔して」
話し掛けてきた男性が柳二に意地悪そうに言った。
柳二は苦笑いしながら
「よぅ言いますわ~、あんな至近距離で・・・せめて首じゃなくゴーグルに当てて下さいよ相田(あいだ)さん~」
少々情けない声で相田と言う多少歳上の男性に柳二が言った。
「何言うてんねん❗こっちかて必至やったって😌」
(十中八九嘘やな😔)
頭の中で相田にそう突っ込んだ。相田という男はエアーガンの、とくにハンドガンタイプでの射撃は反則的に上手い、おまけにサバイバルゲーム中は常に冷静沈着、正攻法ではまともに柳二は勝ったことがない。サバゲー初心者が相手だと頑張っても10秒で終了してしまう。
ちなみに命中率は10m先の一円玉を一発で当ててしまうほどだった。
「んじゃ~そろそろ夜も明けてきたし、今回の夜戦はこれでお開きにしよか~〓😃」
このサバイバルゲームを企画した男性がそうしめると柳二含む参加者は一斉に自分の車に乗りそれぞれの帰路に就いた。
「あ~、おもろかった。んじゃな~木下、気ぃ付けてな~」
「お疲れ~っす」
そう言って柳二も自分のバイクに股がり帰路に向かった。
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