幼少期。

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4歳になり私は幼稚園に通うようになった。 田舎の過疎地域だった為人数は15人程。 いじめっ子もいたけど友達ができて楽しかった。 私には兄弟がいなかったから、家での遊びといえばお絵かきだったり本を読んだり…中でも好きだったのは着せ替え人形ごっこ。 1人でやっていた。 それが幼稚園では友達がいる。 人形っごっこやお店屋さんっごっこをするのが楽しくて堪らなかった。 でも 嫌な事もあった。 それは歌の宿題だ。 園で練習している歌を家でも練習してきてくださいと言う単純なものだ。 ただ厄介だったのはお家の人に聞いてもらってね…と 1番嫌だった歌がある。 曲名は忘れてしまったのだが「おかーあさん なーあに? おかーあさんていい匂い   洗濯してた匂いでしょシャボンの泡の匂いでしょ」と言う歌だ。 お母さんにも「なーあに」と合いの手を打ってもらわないといけないのだ。
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