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初めて間近で見る赤ちゃん、凄く可愛かった。
私はお姉ちゃんになるのか・・・なんだかくすぐったい気分。
単純に可愛いと思った、お母さんもニコニコしていた。
でもニコニコは長く続かなかった。
お母さんはお乳の出が悪かった、夜中泣くと台所までミルクを作りに行かなきゃいけなかった、でも妹は少ししか飲まず暫くしたらまたミルクが欲しいと泣いた。
そして、昼夜逆転してしまった。
朝はみんな学校や仕事に行く、送り出してからでも後片付けや洗濯が
お昼には祖父母がご飯を食べに帰ってくる。
寝れなくてしんどいから昼食作れなかったなんて言い訳は出来ない。
母は農業に一切タッチしない代わりに家のことは全てやらなくてはいけなかった。
洗濯を取り込んだり昼食の片づけをし夕食の下ごしらえする頃に私が学校から帰ってくる。
この頃よくお手伝いを頼まれるようになった。
でも嫌じゃなかった、お母さんに頼りにされてるみたいで嬉しかったし、お手伝いしている間はお母さんとお話ができたから。
ただ、どうしても嫌だった事がある。
妹の面倒を見る事。
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