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真っ白な診察室、でっぷり太った眼鏡のハゲチャビンがいた。
「はい、こんにちは！どうしたの～？」異様に明るい。
母が私に代わって説明した。
そのハゲチャビンは頭を見せてと言った。
わたしの頭のハゲた部分をみたり触ったり・・・
「う～ん、そうやねえ・・」など言いながらハゲチャビンは言った。
「ストレスによる円形脱毛症だね」
母が「ストレスですか？」と聞き返していた。
「大丈夫、薬塗ってよく食べてよく寝ればすぐ治ります」
「それまでは女の子だし髪の毛くくって隠してあげてね」
「また一週間後来てください」と言って診察は終わった。
ハゲた部分に塗る薬を貰って、帰る車内で
母は「ほんまびっくりしたわ～円形脱毛症って子供でもなるんやね」
父は笑いながら言った。
「こいつにストレスなんかあんのかよ」
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