幼少期。

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父が「まあまあ」と母をなだめていた。 「せっかく旅行に来たのに○○がいたんじゃ全然楽しめない」 「仕方ないよ」と父が言った。 私はなんなんだろう。 消えてしまいたくなった。 このことは、いまでも夢に見る。 父と母を探しホテルの廊下を全速力で走ってる。 「お父さん!!お母さん!!」 でも夢の中では いつも父と母には会えないのである。 この夢から覚めるといつも胸が痛い。
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