後輩君

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『おまわりさーん。こっちです』 『チッ』 君島さんが去っていった。 『大丈夫?樹亜先輩』 樹亜『警察は?』 『そんなの始めからいないです。名演技だったでしょ?』 てか、誰なんだろう? さっき、先輩とか言ってなかった? それに、私と樹真を間違えてもないようだ。 樹亜『何で、名前知ってるの?』 『樹亜先輩、有名だし』 私より、樹真の方が有名だと思うけど。 モデルしてるし。 樹亜『どなたか存じ上げませんが、助かりました。ありがとうございます』 お礼だけ言って私は走って逃げてきてしまった。 ま、学校でも会うでしょう。 同じ学校みたいだし。
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