後輩君

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あ、名前聞くの忘れた。 ま、いっか。 多分もう関わることないだろうから。 翌日、私は昼休みに一人で屋上にいた。 あー今日もつまんない。 『じゅーあ先輩』 ん?空耳? あ、昨日の。 『今日は一人ですか?いつも一緒にいる騒がしい人はいないんですね』 騒がしい人って、円の事かな? てか、何でこの人は私の名前を知っているんだろう。 樹亜『私と樹真の事見分けつくの?』 『もちろん。全然違うじゃないですか』 全然違う? 『樹真先輩は、大人しいし、清楚だし、純情そうで可愛いげあるし』 この人は私に喧嘩を売ってる? 『でも、俺は樹亜先輩の方が好きですけど。何か、不器用で守ってあげたくなる。それに、一緒にいたら楽しそう』 これは、私を誉めてるのだろうか?
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