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お客さんから、アドレス書いた紙もよく渡される。
君島さんは、仕事をしながらも、私の事を見ているのがわかる。
好かれるのは嬉しいけど、限度がある。
どうして、こんな変な人にしか好かれないんだろう。
『森岡さん、時間だから上がって』
樹亜『はーい』
店長に言われて上がることにした。
『も、森岡さん。こ、今度どこかに出掛けませんか?』
樹亜『しばらくは予定があるのでごめんなさい』
君島さんからの誘いを断った。
だって、遊びに行くとか無理なんだもん。
私は支度をしてさっさと店を後にした。
『あ、あの』
樹亜『はい?』
『そこのコンビニの店員さんですよね?』
樹亜『そうですけど』
『よかったら、今度遊びませんか?』
樹亜『ごめんなさい。遊びに行くのは無理なのでお店に会いに来て下さい』
何か、キャバ嬢みたいな断り方だけど、仕方ないよね。
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