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ケント達3人はキノコを頼りに進む。
暫くして楕円球形の広場に辿り着いた。
中央の天井には光るキノコが密集して生え下がり、直下を淡く照らしている。
広場にの中心には天井まで届く木の根が絡み合い延びている。
直上、地上にて「鬼ノ木」とされている木の根だ。
トシユキが根元に一輪の花を見つけた。
前に僕の友人が折った物だ。
花は白濁透明で、石英の結晶の様なものだ。
青白い光を浴びるそれは神聖な物にさえ思える。
友人と同じく、トシユキがそれを折った。
同時に木の根に電気信号めいた光が伝い、トシユキの頭部に根が刺さった。
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