2人が本棚に入れています
本棚に追加
一本道の洞窟。
彼らの進む道は行き止まった。
空洞は1mほどの段差の上にあり、幾つかの鍾乳石が彼らを阻むように突き出ている。
それらを踏み台にケントがミナミを上げ、自身も登った。
ミナミが段下を照らす。
トシユキが登ると、体重に負けた鍾乳石が粉砕した。
サキも登ろうと足をかけるが登れない。
トシユキが引き上げようとしても登れない。
見かねたケントがサキに「ちょっと待ってろ」と言った。
段差の先には光るキノコが生えている。
ミナミはサキに懐中電灯を渡した。
最初のコメントを投稿しよう!