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「今から話す事はね、嘘のようだけど事実なんだ。
そして僕は、那々ちゃんが好きで堪らないから。
でも、これからも那々ちゃんに僕を好きでいてもらうためには、
どうしても話さなければならない事だから、話すんだよ」
そして、それに続けられた事は、彼が、この地球の人間ではないということ。
「えっ?」
夢にも思わなかった事を言われ、那々は大きく目を見開いた。
そして、当然ながらの疑問が口を突く。
「どういうこと?」
一瞬で、自分の思考が、何かの扉を閉ざしたような気がした。
しかし、そんな事など知らない彼は、硬い真顔のまま話を続ける。
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