第19章 再び落ちて(続き)

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「僕の故郷の星はね、ここから惑星七つ分離れたところにある アレントという星。 そのアレント人としての僕の名前が、フィンザー。 そして、そこで元々僕と君は、恋人同士だったんだ」 彼は、それから、アレントの時の流れが、地球よりも何倍もゆっくりなこと。 あちらの人々は、肉体を抜けて魂レベルになるのが可能なこと。 だから、一旦アレントの肉体を離れ、 他の星の人生を体験することも可能なことを語り、 彼の恋人であるセリーシャが、地球での人生体験を望んで ここに生まれ、那々となっていることを話していく。 「確かに、地球の一生を体験するのは、 あっちの時間にしてみれば数年に過ぎないんだ。 でもね、僕は、もう待てなかった。 君に会いたくて、会いたくて、待ちきれなかった」
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