2人が本棚に入れています
本棚に追加
「僕の故郷の星はね、ここから惑星七つ分離れたところにある
アレントという星。
そのアレント人としての僕の名前が、フィンザー。
そして、そこで元々僕と君は、恋人同士だったんだ」
彼は、それから、アレントの時の流れが、地球よりも何倍もゆっくりなこと。
あちらの人々は、肉体を抜けて魂レベルになるのが可能なこと。
だから、一旦アレントの肉体を離れ、
他の星の人生を体験することも可能なことを語り、
彼の恋人であるセリーシャが、地球での人生体験を望んで
ここに生まれ、那々となっていることを話していく。
「確かに、地球の一生を体験するのは、
あっちの時間にしてみれば数年に過ぎないんだ。
でもね、僕は、もう待てなかった。
君に会いたくて、会いたくて、待ちきれなかった」
最初のコメントを投稿しよう!