第19章 再び落ちて(続き)

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そして、一定条件と己の肉体レベルが整えば 星間移動が可能となることを語り、 13年前の金環日食が起こしたその奇跡と共に この星にやって来たことを明かす。 ただ、ひたすら彼女に会いたくて、再び互いに愛し合いたくて――。 しかし、そう言われたところで、 ここまでの話があまりにも突拍子もなさ過ぎて 那々の頭も心も混乱しかけている。 だがそんな彼女に、やや硬い表情でふと言葉を切った彼が、 少し切なげな眼差しを向けてきた。 「そして、やっと探し出せた。 来る日も、来る日も君だけのことを想って、 折れそうになる心を奮い立たせて、必死に探して。 それでまた、この腕の中に抱きしめることが出来た」
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