Miserable woman ~惨めな女~

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お店での仕事は楽しかった。 私が楽しそうにしてたら、 後ろの方から 「フフン」とお父さんの笑い声が聞こえたりする。 見たら、そういう時は、お父さん、下を向いて 何かを帳面に書きながら、 機嫌のいい時の顔をして笑ってた。 変わったお店で、 接客中に お客さんが卵焼き!と言えば 卵焼きを女の子が焼いて出してた。 みさきちゃんは、器用ですごくて、 卵焼きが三角だった。 「アリサちょっと来てん。教えてあげるけん。」 って、何回も教えてもらったけど、 何回やっても 普通の卵焼きになってた笑。 茶碗蒸しとか ウインナーとか 板わさとか もろきゅう たこ焼き ポテト 唐揚げ ホタテバター焼 何でも女の子が作って出してた。 お客さんは、 女の子と話して楽しんで、 女の子の手作り料理も楽しめて、 皆でワイワイ飲んで、 お店としても売り上げになって、 とっても楽しかった( ^ ^ )。 誠一ちゃんは、 「今日はアリサの卵焼きが食べたい!」 「アリサ!お前の卵焼きは俺のおかんのを超えとる!」 「アリサ!お前ちゃんとホタテ火通したんか??笑。ホタテ当たったら酷いんぞ?明日仕事中下痢止まらんかったらどないしよう!?笑」 って、超楽しそうだった笑。
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