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「ようくんって言うんだ…。へぇー。」
雰囲気と名前合ってんなぁーって
目をパチクリしてる私に、
「うん…。とりあえず、番号教えてよ?」
番号??…
まぁいいか。
えっとねー。
出会い系の男がトイレに向かって歩いてくる間に
小さな声で私はようくんに番号を目を合わさずに言った。
ようくんも、
何気ないフリしてくれて、
ケータイに打ち込んでくれた。
出会い系の男が、
トイレの前に来た。
「愛ちゃん。
何してんの?(・∀・)…知り合い?」
「うん。そう(^^)。…
じゃあまたね…」
ようくんにサラッと手を振って
ようくんも
「おうッ!」って、
私にサラッと手を振った。
出会い系の男と部屋に入ってく私を
ようくんは、
ヤキモチを焼いたような
少し番号交換して嬉しいような
そんな顔で見てる気がした。
振り返って見たら、
まだようくんはさっきのところに立ってて、
壁にもたれてカッコよく突っ立ってて、
こっちを
見てた。
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